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Indeedの中の人に聞いた!仕組みやアルゴリズムってどうなってるの?

indeedに聞いてみた
2017年2月14日にIndeed Japan 株式会社株式会社ネットオンとの共同主催によるセミナー「中途採用向け Indeed 徹底活用術! 自社採用ページでの応募者獲得戦略 セミナー」に参加してきました。

最初は、株式会社ネットオンの代表取締役 木嶋さんが、求人情報を求職者がどのように探すようになってきているのかのトレンドをご説明いただきました。

続いて、Indeed株式会社の上江田さんが同社サービスの「Indeed」についてご説明いただき、再び木嶋さんからIndeedの活用方法をご紹介。最後に木嶋さんと上江田さんのトークセッションが行われ、会場からの質問も受け付けられました。

Indeedのアルゴリズムはブラックボックスと言われていますが、その辺りについてトークセッションで突っ込んだ話を聞いてきましたので、ご紹介したいと思います。

尚、この記事の内容はセミナー内容と同じではありませんので、あらかじめご了承ください。

この2年で大きく変わった仕事の探し方

まず最初に、現在の日本の採用、とくに中途採用の現状を整理しておきましょう。
「既存の採用メディアでは採用ができなくなった」という声をこの1、2年はよく聞くようになりました。就職が売り手市場になっていることも大きな要因のひとつではありますが、求職者の求人情報の探し方が変わりつつあることが見逃せない事態となっています。

これまでネット上では、求職者が中途採用の求人情報を探す場合、リクナビ、マイナビ、enといった求人情報Web媒体が多く利用されてきました。理由としては大きく2つです。
1つは、検索エンジンで「職種名+地域名」と検索しても欲しい求人情報が得られないことを経験的に知っていること。そしてもう1つは、1つ目に続いてテレビや交通広告などで、その知名度を獲得しているため、求人情報を探す時に求人情報Web媒体の「サイト名/サービス名」で検索していたことが考えられます。

この状況が今も続いていると思っている採用担当者やWeb担当者は、対応が大きく出遅れていることなります。

現状は、検索エンジンで「職種名+地域名」と検索すれば欲しい求人情報が得られるようになっているのです。

ここで、1つ大きなポイントが存在しています。
この検索エンジンで直接求人情報を探している層はスマホユーザーが多いことから比較的若い層が多いと推測されます。正確には、スマホを所有する前はPCリテラシーやネットリテラシーが低かった層と考えられます。

つまり、過去に検索エンジンで「職種名+地域名」と検索しても欲しい求人情報が得られないことを体験したことがない人たちなのです。

ここは、ターゲットをセグメントするうえで重要なポイントです。なぜなら若い人に多いだけでなく、主婦であるとかその他にもそういったセグメントを考えることができるからです。

まとまめると、スマホ所有をきっかけにネットで求人情報を探し始めた人たちは、検索エンジンで求人情報を探しており、その手法で仕事が見つけられているということです。

なぜ今、Indeedが注目されているのか?

求職者が求人情報を検索エンジンで探しているとなると、真っ先に考えることは「結局はSEOか」かもしれませんが、もう少し現状を把握する必要があります。そのためにはGoogleで「営業 東京」と検索してみるのが一番早いでしょう。

検索結果には、Indeedの広告が表示され、検索結果上位もIndeedです。さらにIndeedをクリックしてみると、さまざまな求人情報媒体の求人情報が掲載されています。
この体験をしたユーザーは「Indeedすげ~」とはならなくても、「Googleで検索すれば媒体をまたいだ求人情報が得られる」と認識するはずです。

しかもメインユーザーはスマホですから、検索結果に表示される最初の画面から少しスクロールしたところまでがIndeedで埋まっていることになります。

では、Indeedとはどのようなサービスなのでしょうか?

会社紹介や細かいサービス紹介はしませんが、要するに「求人情報に絞り込んだGoogleのようなネット上の検索サービス」と考えると理解しやすいでしょう。

Indeedのクローラーがネット上の求人情報を集めてきて検索結果として求人情報を表示します。ですから、各求人情報をクリックすると各サイトの求人情報ページに飛ばされます。Indeed自体は求人詳細情報のページを持っていないわけです(クロールについては、後ほど触れます)。

ここでのポイントは、Indeedが単に求人情報を集めてきて表示させているだけではなく、今検索しているユーザー一人ひとりによりマッチした求人情報を優先的に表示させている点です。つまり、私が「営業 東京」と検索した結果とあなたが「営業 東京」と検索した結果では、理論上は別の検索結果が表示されることになります(この辺りもIndeedの検索アルゴリズムがブラックボックスというわれる理由です)。

従来のWeb求人媒体では、広告料や別料金のオプションなどによって検索結果の順位が決定されていましたが、Indeedでは個人にマッチした順になるので、応募率や採用率も高くなる傾向があるわけです。

採用者側からみれば、Indeedはスマホ中心ユーザーにリーチしやすく、マッチング率が高いので閲覧人数に対する応募率も高い流入経路となるわけです。

Indeed対策とは何をするのか?

では、自社の採用活動においてどのようにすればIndeedを活用できるのでしょうか?

まず、大前提として自社の求人情報を自社サイトに掲載する必要があります。1つの求人情報に対して1ページ作成する必要があります。注意点としては、1つの職種でも勤務地が複数のケースの場合、勤務地ごとに1ページ作成する必要がある点です。1職種1勤務地で1ページが原則です。

次に検索結果についてですが、Indeedの検索結果には大きくスポンサーとオーガニックという2種類の結果が表示されます。これはGoogleと同じで、検索結果の上下に有料の広告案件が表示され、その間に無料の求人案件が表示されます。

スポンサー枠については、Indeedの広告代理店が数社ありますので、そちらに相談して有償で掲載してもらいましょう。今回のセミナーの主催である株式会社ネットオンさんも代理店の1社ですので、相談先の候補にしてみてください。(執筆時点において私と株式会社ネットオンさんの間に利害関係はごぜません)

無料枠についてですが、Googleのように単に待っているだけ掲載される可能性はゼロではないものの低いようです。状況も日々変化しているようなので、この記事では明言を避けさせていただきます。クロールについても代理店に問い合わせみる方が、その時点での正確な情報が得やすいかと思います。

ちょっと煮え切らない書き方になっていますが、結構なんでも自分で調べて解決してきた私からみても、現状においては一度は代理店さんから説明をしっかり受けて、現状における正しい情報をしっかりと理解みることが最善策だと思います。

Indeedについてはネット上の情報が少ないうえに、日々状況が変化しているため、自己解決するのは危険と思ってください。

注意することは何か?

これはIndeedの上江田さんも、ネットオンの木嶋さんもどちらもおっしゃていますが、まだIndeedは発展途上でまだまだ検索精度(特に日本語ローカライズ)を上げていっている段階であり、知名度もまだまだこれからであるため、Indeedだけに絞った採用戦略は取らない方が良いということです。

紙やこれまで通りのWeb求人媒体などと平行して利用し、状況をみながら求人広告費の投入バランスを見ていくことが重要です。

Indeedのアルゴリズムは?

さて、お待たせしました。Indeedのアルゴリズムについて、上江田さんに質問をぶつけてみましたので、私以外の質問への回答も合わせて下記に整理しておきます。
※私も本職がWebマスターであるため、本業の競合他社が有利になりそうな情報については掲載を避けております。ご了承ください。私と面識のあるかたはメッセでやりとりいただければ可能な範囲でお答えします。

●Indeedの最低掲載基準
1.1職種1地域で1ページの求人情報を掲載すること
2.求人応募する際にユーザーに課金を求めていないこと
3.応募方法が明確であること(応募ボタンが分かりやすいことを含む)
4.企業情報が明確であること

●どのような案件が検索上位に表示されるのか
5.求職者にとってよりマッチした求人情報が上位にでるようにしている

「5」については、ニュアンス的なやり取りになったので、私の解釈を書いておきます。

1つは地域について。スマホの場合、閲覧している現在位置も考慮されます。例えば電車の沿線近くの求人は人気が高いため上位に表示される可能性があります。これに対する対応策ですが、「勤務地の住所を勤務地の住所と分かるように正確に掲載しておく」ことです。決して「○○線○○駅近く」と掲載することではありませんので気をつけてください。

次に職種についてですが、シンプルな方が良く、コピーや装飾で飾らない方が良いとのこと。

最後に仕事内容については「求職者の立場に立って書く」という表現にとどめさせていただきます。(ここがとても重要なわけですが。。。)

まとめ

Googleもそうですが、アルゴリズムを逆手に取ったテクニックで上位を狙う方法は、もう通用しない時代ですし、永久追放される可能性も視野に入れておくべき時代です。
利用者の立場に立って誠実に情報発信しているページが高く評価される時代です。

そして、それはGoogleやIndeedのようなサービス会社だけでなく、ユーザーも同じ反応をしていることに気づくことが重要です。

何がブラックで、何がホワイトなのかについては、下記の記事で分かりやすく解説していますので、参考にしてください。
悪徳SEO業者に騙され続けるWeb担当者
 https://h2ia.blogspot.jp/2016/10/seoweb.html

今後の採用戦略においてIndeedの活用は間違いなく検討が必要な世の中になっています。

最後に、大変有意義なセミナーを開催していただいた、Indeed Japan 株式会社と株式会社ネットオンにお礼申し上げます。

■Indeed Japan 株式会社

https://jp.indeed.com/

■株式会社ネットオン

http://www.neton.co.jp/



↓頭を使った後は脳に糖分補給!!

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